鉄道ファン誌2021年4月号

 鉄道ファン2021年4月号(通巻720号)は、「E217系総集編」と題する特集号だった。いまE235系1000番台の新製投入にともない、E217系は日に日に活躍場面を縮小している。やがてかつての113ダッシュ系と同じ足跡をたどるものと思われる。

 私はE217系は日々利用する一般車(近郊型、通勤型とはいわなくなったようだ)の中でピカイチの車両だと思っている。後継の新系列車種に比べて起動時のショックがほとんどなく、新幹線車両のような滑らかな滑り出しだった。

 E217系は1994年に投入されはじめ、2008年から機器の更新工事が行なわれたが(インバータ制御がGTO⇒IGBTへ/青帯の色合いが少し変わった)、全745両(11連51本、4連46本)全く変わらぬ乗り心地だった。編成全体で6M9Tという電動車比率にも関わらず、連結部分のガタツキなどもまったくなかった。その意味で、後継車両への交替は残念なことである。

 今回の特集号では、前面非貫通仕様、トイレの位置、車内ナナメの握り棒、開閉式窓への改造、変わらぬ菱形パンタなど、E217系の特色を余すことなく伝えている。特に、JR大船工場製の車両がわずか6両だけ製造されているが、川崎重工業と、総合車両製作所(←東急&新津)に二分化されてしまった今となっては貴重な存在だろう。同一型式が集中配置された総武快速~横須賀線の今後を注目してゆきたい。

鉄道ファン21-4月.jpg
鉄道ファン2021年4月号(通巻720号)


鉄道ファン(交友社)のHP
E235系1000番台車乗車記





"鉄道ファン誌2021年4月号" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント