三井化学専用線の終焉

 昨日(2021.7.31)、三井化学専用線宮浦操車場で「炭鉱電車ラストラン見学会」が開催された。本来ならば昨年が最後のハズであったが、思いもよらぬ大牟田大水害で記念行事が延び延びになっていた。自然災害なので何もしないでそのまま閉業というシナリオもあったはずだが、多くの方々のご尽力で1年遅れて最後のお別れ行事が開催された。これで三池鉄道の石炭運搬からはじまった三池鉄道の118年の歴史が終幕した。

三井化学電車.jpg
 三池鉄道45t電車(この車両は既に三池港近くの三川坑跡にに保存中である) 

 昨年の水害で線路が浸水して信号や電力などは全てダウンしてしまっている。そんな中、バッテリー式で動かせる22t電車3両を整備し、45t電車を無動力で動かして、電気機関車5両を横並びにして撮影会や見学会が開催された。架線にはもはや電気は流れていないが、撮影用にパンタグラフを上げ、ポイントはすべて手動で切り替えたようだ。

 この最終イベントは三井化学大牟田工場の全面的協力と、鉄道運行を請負ってきた三池港物流(旧・三井三池港務所)、NPO法人炭鉱電車保存会の皆さんの異例ともいえる協力で実現した。

 ラストランイベントが終了したことで、三井化学では今後2年かけて軌道や施設の撤去を行なう予定。JR貨物との関連もあるだろうが、仮屋川操車場などを含めて炭鉱鉄道の跡は全く姿を消すのだろうか。なお、既に廃止されている早鐘踏切以南~三池港までは「世界遺産」のため、そのまま残っている。これを生かして、電気機関車の動態保存などの構想があるが、先立つものをどうするかという難題を解決する必要があろう。

*朝日新聞デジタル(2021.8.1付)
*西日本新聞筑後版(2021.8.1付)
*7月31日炭鉱電車ラストラン(ユーチューブ)

*私の三池鉄道の思い出

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