相直運転60周年記念乗車券

 京成線と都営地下鉄との相互直通運転は、1960年(昭和35年)12月4日に押上と浅草橋間でスタートした。地下鉄と郊外私鉄との初めての直通運転であった。都営は5000形、京成は3000形、3050形を使用した画期的な運転方法であった。

 それから60年。乗入車両の顔は変わったとはいえ、いまではごく日常的風景として相互乗入が行われている。これを記念して、京成電鉄、東京都交通局とも記念乗車券が発売された。京成は12月4日から、東京都交通局は12月5日から発売されている。

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 京成の記念乗車券は、硬券4枚に開業当時の3050形と現在の3150形の絵葉書を組み合わせたセットで売り出された。

 乗入れに際して押上駅は地上駅から地下へ移転したが、しばらくの間は地上駅舎がそのまま継続使用されていた。ホームへは地上駅舎⇒地上ホームを使用した通路⇒階段⇒地下ホームと移動していた。

 また、1番線ホーム途中から青砥方に引込線があり、天井に開けた穴から地上に置かれたジャリを落とす設備(ホッパー)が置かれていた。いまは空調設備となり全く痕跡を残していない。

 他方、都営車両の研修作業は、曳舟~荒川(現・八広)間から分岐する向島検査場で施行されていた。向島検査場の跡地は都営住宅になったが、いまでも廃線跡を彷彿させる線形が残っている。

 乗入れ当初は京成にとって一番華やな時期だった。都営線へは乗入れ車両だけしか直通できなかったが、押上折返し電車には旧型車も入線可能であり、白熱電球の半鋼製車が2~3番線を使っていた。釣り掛け駆動のモーター音が地下トンネルに鳴り響いていた。

 同時に、一躍都心直通線の座にのし上った押上線は、下町のエネルギーに満ち溢れていた。私は立石駅前の商店街の人・人・人の活気が思い出に残っている。

京成電鉄のHP

 

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