鉄道ファン誌2020年12月号

 鉄道ファン2020年12月号は、近鉄「楽」のリニューアル車が表紙で、形式記号「ニ」(荷物車)の特集号である。3月号の郵便車に続くマニアックな対象と思われるが、なかなか興味深い記事の連続であった。客車、電車、気動車それぞれに荷物輸送があり、分類が難しい分野でもある。

 私は両国始発の房総4方面の新聞輸送列車に思い出がある。荷物車ではなく、代用のキハ17系や35系が使われていた。夕刊の印刷が遅れて有楽町周辺からの新聞社のトラックの両国駅到着が遅れても国鉄は定時発車を曲げず、動き出したキハの窓から荷扱係員が新聞を放り込んでいた。まるでアクロバットのような趣であった。

 鉄道ファン誌12月号.jpg
「鉄道ファン」2020年12月号(通巻716号)

 さて、特集記事のほかには、「三井化学専用線の運行終了についての記録」が興味を引いた。炭鉱電車保存会副会長の立川哲也氏が4ページに渡って5月の最終運行の様子をレポートされている。5月6日が黒崎の三菱ケミカル工場からの搬入、翌7日に返却列車が出発して営業運転を終えるまでの詳細が記述されていた。

 三井化学専用線の鉄道業務は、「三池港物流」という会社が担当してきたが、この会社はかつて「三井三池港務所」と呼ばれていた。石炭産出の本体である「三井鉱山」と並ぶ石炭輸送の中核会社だった。いまでも荒尾の旧三池鉄道専用線ガードの表記にその名が残っている。

 港務所ガード2011年.jpg
 県境そばの万田架道橋

三池炭鉱専用鉄道研究所(立川さんのHP)
鉄道ファン12月号目次




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