JALパックで鹿児島旅(3)(中央駅市電風景~薩摩金山蔵)

 JALパック鹿児島旅の2日目。きょうは鹿児島の観光地をJR九州の定期観光バスで回ったあと、九州新幹線のミッキー新幹線で博多まで行く予定である。朝食前に中央駅周辺を散歩する。鹿児島市電と駅周辺をぶらついてみた。

鹿児島20(中央駅前市電1).jpg まだ車は少ない時間帯だが、直ぐに被ってしまう。

鹿児島21(中央駅前市電2).jpg 中央駅周辺を含めて軌道のセンターポール化、芝生化はさすが鹿児島だ。

鹿児島22(中央駅前市電3電車信号).jpg 電車の型式に関わらず並べておく。電車信号で発車して行った。

鹿児島23(中央駅前市電4).jpg 中央駅電停前で芝生を観察。

鹿児島24(中央駅前市電5大垣市).jpg 広告電車に大垣市のものがあった。

鹿児島25(中央駅変な信号機).jpg 駅の反対側に行ってみた。2013年に見たJR中央駅8番線の出発信号機は変な?!位置に健在だった。

鹿児島26(中央駅構内キロポスト).jpg 鹿児島駅側の踏切から中央駅構内を眺める。門司港駅からの通算のキロポストだろうか。

鹿児島27(西駅).jpg 2004年3月の九州新幹線開業まで当駅は西鹿児島駅と呼ばれていた。通称だった「西駅」の表記がまだ残っていた。

鹿児島28(市電銅像前).jpg 再び市電通りへ戻ってきた。

鹿児島29(銅像前9700型).jpg 高見橋横の大久保利通の銅像前を通過して行く。

鹿児島30(ホテル朝食).jpg ホテルへ戻って朝食バイキングをいただく。鹿児島名物の鶏飯が美味しかった。



 ホテルをチェックアウトし、駅前の定期観光バス乗り場に向かった。昨日は桜島が噴火して市内でも降灰が凄かったが、きょうは灰から遠ざかる町へ向かう。

 駅前ロータリーのバス乗り場には路線バスの乗り場とともに定期観光の番線があるが、係員の常駐するブースのようなものはない。真っ赤なJR九州バスが止まっていたが、これは桜島コースのもので、ガイドさんに聞くと、この後に入ってきますとのこと。大型観光バスが出て行ったあと中型バスがやってきた。

 愛想のいいガイドさんと運転手さんだ。そして驚愕の事実が・・・。きょうはお客様1組だけですとのこと。観光バスに貸切で乗れることになった。走り出すとガイドさんは心得たもの。前方中央に立って挨拶したのははじめだけで、ステップから肉声を交えての案内となった。これは最高のもてなしである。

 まずは、いちき串木野市にある「薩摩藩英国留学生記念館」に向かう。市街地を抜けると直ぐに南九州道に入った。ガイドさんも着席する。串木野ICまで走り、一般道に出る。串木野市は市来町と合併していちき串木野市と呼ばれるようになった。新幹線の駅がないので発展が心配だが、観光地には恵まれている。

 市の北部の海岸線に瀟洒な薩摩藩英国留学生記念館は建っていた。案内のオジサンによって館内を巡った。まだ鎖国時代に幕府の禁を破って、薩摩藩では若者をヨーロッパへ派遣した。薩英戦争の直後のことで、圧倒的なヨーロッパ文明を吸収すべく、留学生を送り込んだ。そして、ヨーロッパはもう古い、これからはアメリカだという先見の明を持って帰国している。なかなか見せる記念館だった。

 見学が終わって駐車場に向かうと、案内のオジサンから人を紹介された。たまたま通りがかった市長さんだという。なかなかの方だったので、桜島や知覧ばかりではなく、この定期観光のコースは啓発されるところが多々ある。もっと宣伝して多くの人たちに来てもらう工夫をしてはどうかといささか熱弁をふるっておいた。

 お世辞ではなく、旅行社のツァーなどでもこの地域はほとんど無視されているので、JR九州バスになり代わって申し上げた。市長の娘さんが千葉にすんでおられるとのことで、雑談を含めて話が弾んだ。

 市長さんの見送りを受けて発車する。次は薩摩金山蔵である。三井鉱山の金山跡の坑道が焼酎工場に転用されており、温度が一定(19度とのこと)なので焼酎作りに向いているそうだ。しかも、それ以上のものがここにはある。それはかつての坑道を走っていたトロッコが観光用に改装されて使われているのだ。

 11:30分発のトロッコ列車に乗る。かつての金山跡はゴールドパーク串木野という観光施設になっていたが、それだけでは採算が立たず、焼酎メーカーの蔵元として新たな道をたどって成功している。軌道は765mmと思われる。外側に第三軌条があり、動力はこのサードレールからの電気で動いていたようだが、使われている形跡がない。係員の方に聞くと、いまはバッテリーカーをつないで、その電源で動いていると言う。

 さっそく乗車してみる。先頭車に座ると、展望抜群である。トンネルに入ると寒いくらいである。700mのところが終点で、ここからは歩いて焼酎蔵を見学する。係員の方の案内が素晴らしい。

 焼酎を買うと坑内で熟成のため預かってくれるサービスがあり、瓶がずらりと並んでいた。帰路はバッテリーカーそばに乗車する。12:20分に出発地点に戻ってきた。鉄道事業法上の鉄道ではないが、なかなか良くできた軌道設備であった。


鹿児島78(JR定期観光).jpg 乗車券の半券とツアーバッジ 
 
鹿児島31(JRバス定期観光).jpg中央駅前にJR定期観光バスがやってきた。乗客は何と1組だけである。うしろは鹿児島市営バスの桜島定期観光バス。JRバスとのダブルトラックである。

鹿児島32(JRバス車内).jpg 中型バスの車内はこんなようになっていた。当然のことながら一番前に座る。

鹿児島33(市電と併走).jpg 発車するとほんの少しだが市電と並走した。

鹿児島34(英国前の海).jpg 薩摩藩英国留学生記念館前から眺めた東シナ海。台風接近のため少し波が高くなっている。

鹿児島35(金山金山軌道).jpg 薩摩金山蔵トロッコ列車体験と称する軌道はしっかりしている。右側のサードレールはもう使われていない。

鹿児島36(トンネル入坑).jpg バッテリー駆動で坑道に入坑する。

鹿児島37(トンネル内).jpg トンネルは素堀とコンクリート巻の部分とが混在していた。

鹿児島38(トンネル内2).jpg ヘッドライトが坑道を照らす。

鹿児島39(トンネル終点).jpg 終点に着いた。軌道はまだ先まであるようだが、観光客はここまで。

鹿児島40(トンネルホーム).jpg 全員が降りたあとは、何だか不気味である。

鹿児島41(トンネルトロッコ展示).jpg 歩いて坑内を巡ると、金鉱時代の鉱石運搬車などの展示があった。内燃車では排気ガスが出るので電化されていた。坑内の焼酎工場は興味深かった。

鹿児島42(連結器).jpg 地上へ戻ってきた。これが連結器部分。バッファーかなと思っていたら違っていた。

鹿児島43(トロッコ全景).jpg トロッコ列車の全景。バッテリーカーは中間に連結されている。ゴールドパーク時代は、双頭機関車の第三軌条終電で、いまより鉄道らしかった。

鹿児島44(海鮮マグロ屋).jpg 金山蔵の次は串木野の漁協に案内され、昼食である。串木野は国内最大のマグロ漁業の基地だそうだ。別料金だが、特上マグロ定食をいただいた。とても混んでいたが、定観なので優先的に案内され、1日5食とかいうメニューも事前予約で確保されていた。

鹿児島46(高浜蒲鉾).jpg 昼食の次は串木野の特産であるつけ揚げ(さつま揚げ)の工場見学。ツアーは1組だけだったので、結局宅配便で送るハメになったが、美味しいつけ揚げである。御土産まで頂いた。

鹿児島45(沈壽官 窯).jpg 最後は薩摩焼の窯元の沈壽官を訪問する。秀吉の朝鮮出兵の後、薩摩藩が朝鮮半島から拉致した陶工たちの末裔の方々が伝統を受け継いでいる。ここではお茶道具を買ってみた。みごとな白さつまである。

鹿児島77(沈壽官).jpg 高価な焼き物は買えないが、お茶を入れるときに使う湯冷ましを買った。さっそく、このあと購入した知覧茶や嬉野茶で利用している。

shiba .jpgレジの脇に置かれていた司馬遼太郎「故郷忘じがたく候」を買ってきた。歴史と歴史小説とは違うが、なかなか読ませる内容だった。

鹿児島47(中央駅市電).jpg 美山のスマートインターから高速へ入って中央駅に戻ってきた。混雑していなかったので15分早着だった。市電は鶴岡市の観光宣伝塗装だった。

鹿児島48(中央駅市電2).jpg 駅前にJA知覧の販売店があった。ガイドさんに紹介された店だったので、知覧茶を買い求めた。水出しから入れる日本茶の作り方を教わってきた。


 なかなかの観光地を巡って、中央駅までJR九州バスで戻ってきた。もっと知られていいコースだと思う。鹿児島観光は、桜島や指宿だけではない。いまは土日祝日のみ運行だが、桜島コースのように通年運行になるといい。

 これから博多へ向かう。台風はまだまだ大丈夫のようだ、駅構内を散策してから九州新幹線ホームへ上がった。
 

<2日目>
・鹿児島中央駅東口9番9:00(JR九州バス定期観光/さつま特産ぐるめぐり号)→15:15中央駅
  *鹿児島200 か1318(中型定期観光バス)
・中央駅(定観)→串木野IC→薩摩藩英国留学生記念館(見学)
・英国留学生記念館10:50(定観)→11:15薩摩金山蔵(焼酎工場)
・金山蔵12:27(定観)→12:33海鮮まぐろ家(漁協で昼食)
・海鮮まぐろ家13:15(定観)→13:20高浜蒲鉾(工場見学)
・高浜蒲鉾13:40(定観)→14:00沈壽官窯(薩摩焼窯元)
・沈壽官窯元14:50(定観)→美山スマートIC→15:15鹿児島中央駅


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