静岡車両区回送線の旅7/焼津~静岡~静鉄~清水~新富士~東京

 いよいよ最終日。タバコ臭い部屋から早朝散歩に出かける。ホテルは東名高速焼津インターの正面にあった。その隣は焼津おさかなセンターという商業施設。歩いてみたがどの店も閉まったままである。

 ホテルに戻ってバイキングの朝食をとった。行列が出来ていたが、ツアーなので仕方ない。朝食をそそくさと済ませて、ツアーは8時にホテルを出た。

 目の前の焼津インターから東名高速へ入る。朝のラッシュ時なので通行量は多いが渋滞はしていない。安倍川を渡って静岡インターから一般道へ出た。

 30分ほどで日本最大の模型ショーが開かれているツインメッセ静岡についた。一般客に先立って優先入場とのことであったが、一般客の入場が早まり、ほぼ同時だった。混まないうちに見学したが、ここでCTを離団した。同じように離団した人が何人かおられた。結局、最後の名古屋まで一緒だった方は半分もいなかったのではないか。

 ツインメッセから徒歩で静岡鉄道の春日町駅へ。結構歩いた。周辺道路はツインメッセ渋滞をおこしていた。春日町から静鉄で新清水に向かう。ちょうどS学園のラグビー部の生徒さんと思われる高校生がきちんとした身なりで電車に乗ってきた。大きなバッグなどの始末もさすがで、大変マナーが宜しい。運動部にはジャージ姿のラフな格好で済ましてしまう人間が多いが、きちんと正装できてこそが前提である。スポーツで培ったものは実社会で発揮できてこそ本物であろう。
 
 電車は長沼で運転士が交替した。下車して車庫フェステイバルに行こうと思っていたが、ホームからA3000系などの並びが眺められる。ちょっとホームに降りただけで電車に戻った。

 狐ヶ崎手前から東海道本線と並走する。1950年国鉄が踏切事故で脱線した際に、静岡鉄道社長の英断で国鉄に線路を貸して東海道線を通したという話はあまりにも有名である。電圧が違うので国鉄は電機牽引からSLに付替えて運転したという。

 新清水駅に着いた。駅前は何となく元気がない。軌道だった清水市内線とつながっていた連絡線の跡は、たしかに線路があったと思われる趣で駐車場となっていた。ここでJR駅に向かう。


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 東名高速を経由して、ツインメッセに到着した静岡交通バス。

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 館内では日本最大のホビーショーが開催されていた。入場料無料というところが良心的だ。KATOの鉄道模型コーナーをのぞいてみた。

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 ホビーショーには15分とおらず、直ぐに静岡鉄道の春日町駅まで歩いた。最新のA3000形が通過した。

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 やってきたのは交替間じかの1000型。東急車輛製。静鉄に一大革命を起こした名車だ。登場したころ、ミュージックサイレンを録音しにきたものだ。

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 長沼で運転士が交替。短い時間でホームから長沼車庫を眺めた。きょうは静岡ホビーショーの協賛会場となっており、この後公開される。

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 狐ヶ崎の手前からJR線と並走する。旧国鉄時代、脱線時事故で不通になった国鉄に線路を貸して東海道線を通した話はあまりにも有名である。

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 新清水に着いた。静鉄100周年ということで古い写真が飾ってあった。左の清水市内線電車は撮影にきたことがある。


 新清水駅前の大通りを左に行くとJR駅前に至る。しかし、JR線を乗り越すための立体交差でかなりの勾配になっている。近くにJR線の踏切がないか探す。海側に行くと、かつての貨物扱い線路の跡が現われた。清水港線などが発着していたところである。いまは線路そのものが整理されて清水エスパルスの関連施設などに代わっている。
 
 狭い人道踏切があったので渡ってみる。渡り終えたところは清水駅前のアーケードの商店街になっていた。まだ10時前なのでほとんどの店が閉まっていた。清水駅は橋上駅になっている。改札に立つと上り電車がいったばかりで、富士まで行く電車は25分後である。

 その間に1駅先の興津止まりがあったので、とりあえず興津に向かう。興津駅の折返し線は本線の外側にある。いったん改札を、出てみる。自動改札は途中下車を認識した。ホームに戻ると先ほど乗ってきた興津止まりが折り返していった。本線を横断して、くねくねとポイントを渡っている。こだわり出せばここも乗っておくべきだろうか。

 上り本線をEF210型(桃太郎電気機関車)が牽引するコンテナ貨物が通過していった。ほとんどがヤマト運輸の宅急便のコンテナだった。まさに日本の物流の大動脈線である。

 由比港などを眺めながら、富士についた。製紙の町である。山側の駅前は活気が感じられたが、新幹線側の駅前は静かだ。タクシーが止まっていたので、東海道新幹線の新富士駅へむかった。運転手さんから町の現況について色々とうかがうことができた。

 新富士駅は初めて利用した。新幹線で通過する度にどんな駅か気になっていたのでいい勉強になった。思っていた以上に活気があった。高架下の店舗は富士市のお土産物屋や観光案内所があった。一角に駅弁屋があり、さっそく1個求めた。富陽軒という大正10年創業の構内中央会の駅弁屋さんである。

 ホームに上がると、N700A系の「こだま」号が通過待ちしていた。空いてはいたが編成の真ん中あたりは自由に席を選べない。ゆっくり後ろに歩いてゆくと、最後部は選びたい放題であった。やがて発車した。新富士乗車で東海道新幹線の駅で乗降したことのない駅は、三河安城だけとなった。

 車内で駅弁を開く。幕の内弁当が美味しい。静岡名産わさび漬けも入っており、全国の幕の内弁当で3本の指にはいると思う。

 
 新富士で1列車、三島で1列車、小田原で2列車の通過待ちをする。東京駅にはお昼に戻ってきた。今回の乗り歩き旅は、メインのJR東海の静岡キャンペーンで運行された373系の西浜松貨物駅、静岡車両区への入線、おおさか東線の初乗車、名阪ノンストップ特急、新富士駅探訪というと実り多い旅で、充実した3日間だった。




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 歩いてJR清水駅に向かう。途中で途切れた線路があったが、清水港線跡ではない。清水港線はもっと海側にあった。

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 上り電車は興津止まり。3両編成だ。とりあえず興津まで行ってみた。

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 興津駅では山側の3番線に入って折り返した。本線は貨物列車のオンパレード。ヤマト運輸の長大コンテナ貨物が通過して行った。

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 乗り継いだ三島行きを富士で降りた。駅前は賑わっていたが、新幹線乗換えの海側は活気がなかった。ここからタクシーに乗る。

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 新幹線で新富士に停車しても感じないが、駅前は駐車場とビジネスホテルで活気があった。

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 ホームに上がると、「こだま号」が待避中であった。轟音をたてながら「のぞみ号」が通過していった。

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 新富士駅の「幕の内弁当」。富陽軒という駅弁屋さんが作っている。静岡名産わさび漬けまで入って、とても美味しかった。


<3日目>
・ルートイン焼津インター8:00(静岡交通バス)→8:30ツインメッセ静岡  *静岡200か・0808
・ツインメッセ静岡(徒歩)→春日町駅
・春日町9:17(静岡鉄道)→新清水  *1000系2連(1509に乗車)
・新清水(徒歩)→JR清水駅
・清水(東海道本線興津行き)10:15→興津  *313系3連(クハ312-2319に乗車)
・興津10:30(東海道本線三島行き)→10:49富士  *313系5連(クハ312-3001に乗車)
・富士駅(タクシー)→新富士駅(770円)
・新富士11:09(こだま640号)→東京  *N700A系16連(783-1024に乗車)
・東京12:35(総武快速線・快速千葉行き)→船橋  *E217系11連(E217-41に乗車)
・船橋13:05(京成特急)→八千代台  *3000系8連(3033に乗車)


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