静岡車両区回送線の旅5/ホビーの町静岡トレイン(名古屋から浜松まで)

 さて、いよいよ本題である。5月11日だけ運行されたJR東海「ホビーの町静岡トレイン」に乗車する。運行区間は名古屋→静岡運転区の間で、普段は乗れない西浜松貨物駅、静岡運転区の車庫線に乗り入れて運行される。旅行会社3社(JR東海ツアーズ、クラブツーリズム、JTB旅物語)が主催するツアー客だけが乗車できる団体貸切列車で運転された。

 前泊の名鉄イン名古屋駅前を早々にチェックアウトし、名駅コンコースに7時集合となった。JTBは催行中止となったので2社のツアー客にみがいたが、CTは一般ツアーの集合場所にもなっているので、結構賑やかだった。双方のツアーとも見知った方々にお目にかかり、久しぶりのごあいさつ。やがて添乗員さんの誘導でホームに導かれた。きょうの添乗員は若い男性だったが、鉄道ファンではなさそう。
 
 ホームに上がると、列車はすでに入線していた。電光表示装置には「団体」と出ている。373系汎用特急車の3連である。ムーンライトながら以来久しぶりに乗った。東京寄りの先頭車クモハはJR東海ツアーズの参加者でほぼ満席だ。2両目はわれわれクラブツーリズムの枠で、催行人数には達していないと思われるが催行される。3両目はだれも乗っていない。JTB旅物語は催行中止となってしまった。

 名古屋駅の駅員さんの送迎幕に見送られて発車した。名古屋発の団体列車は昨年の愛知デステイネーションキャンペーン愛環以来となる。CTの添乗員さんの案内で2号車内の開いている席は自由に使って下さいとのことであった。途中の豊橋までは笠寺、安城、蒲郡と運転停車して、後続の定期列車を先に通した。

 車内にはJR東海の社員が多数添乗している。もう半袖シャツだ。急に気温が上がり、エアコンが心地よい。豊橋ではドアーが開いたが、外へは出ないよう案内があった。ここで運転士が交替する。


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 名古屋駅ホームに上がると、既に団体列車は入線していた。373系特急車の3連だ。

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 ホームの電光標示板には「団体」と出ていた。

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 こちらは最後尾のクハ。

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 名古屋駅の駅員さんの掲げる送迎横断幕に送られて出発した。今回は途中停車駅ごとにJR東海の送迎幕が見られた。

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 走り出した373系3連の車内を巡る。1号車はほぼ満席で、乗車した2号車は3分の1の入り。ご自由に席を使ってくださいとのことであった。

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 3号車(最後部)は乗客ゼロ。催行中止となったJTBの枠のようだ。

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 豊橋に近づくと飯田線&名鉄線と並走する。

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 豊橋までは笠寺、安城、蒲郡と停車した。豊橋でも送迎幕に迎えられた。

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 豊橋駅はじめ各駅で駅員さん総出の歓迎を受けた。



 豊橋でドアーが一瞬だけ開いた間、ホリプロの南田さんがゲストとして乗り込んできた。車内を回って愛想を振りまいておられた。 

 豊橋を出ると、西浜松貨物駅まで止まらない。やがて浜名湖が広がる。浜名湖を在来線で渡ったのは久しぶりだった。新幹線では見られない海の青さや透明度がよく解った。
 
 そうこうしているうちに、西浜松貨物駅に停車した。浜松駅の西側にはJR東海浜松工場などの鉄道関連施設が多数あるが、今回のツアーはこの貨物駅に入るのがツアーのウリの一つになっている。最後部でバック展望乗車していると、菜っ葉服にV字ベストをきた係員が乗り込んできた。操車係かなと思っていると、何とJR貨物・西浜松駅長とのことであった。

 駅長さん直々に原稿を取り出して西浜松貨物駅の案内を始められた。作業服を着た駅長さんは初めて見た。後日JR貨物の関係者に伺ったら、貨物駅は現場なので駅長といえども作業服が日常とのこと。認識を新たにした。

 やがて貨物列車が右後ろから接近してきた。EL+コンテナ+DLの編成である。DLはHD300というハイブリッド車である。これは今回の静岡ディステイネーションキャンペーンに貨物会社が参加できたことで特別に企画されたイベントのようだ。

 停車している373系の右脇を通り過ぎると、しばらくして今度は左側に回ってきた。HD300機関車には歓迎の横断幕が飾り付けられていた。そして、貨物と373系が並走する形をとって同時に動き始めた。機関車にはJR貨物のマスコットの着ぐるみが、貨車の連結部にも係員が添乗して手を振ってくれた。

 何とも心憎い演出だ。こんな車庫イベントが過去にあっただろうか。JR貨物見直したというところだ。それ以上に、373系が本線に戻ってスピードを上げると、右手の貨物基地の一角に社員が全員?集まって手を振ってお見送りしてくれた。

 西浜松貨物駅の貨物線通過は予想外の収穫だった。列車は浜松駅に入っていった。

 
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 停車すると西浜松駅の駅長さん自らがナッパ服を着て列車に乗り込んできた。そして実に詳細な貨物駅の説明を行なってくれた。感謝感激である。 

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 こんな状態で停車している。後部から眺めている。

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 これが進行右側の車窓風景。

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 こちらは左側の眺め。

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 右側の貨物線にEF65+貨車+HD300-5の貨物列車が入ってきた。これはデモンストレーションとして実施されたようで、しばらく貨物の旅を楽しませてくれた。

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 最後尾にはHD300が推進運転のようにつながっており、運転台にはJRFのマスコットの着ぐるみが手をふって乗車していた。

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 こんな間じかでHD300を見たのは初めてだろう。

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 今度は進行左側の貨物線に回ってきた。HD300はハイブリッドの最新鋭貨物機である。

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 HD300には歓迎幕が取り付けられていた。JR貨物の並々ならぬ意欲が感じられた。

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 貨物列車にも操車係りが添乗して手をふってくれた。

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 貨物の先頭はEF65の1000番台車だった。

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 添乗していた貨物駅長さんのアナウンスが流れ、貨物駅では係員総出でお見送りがあった。こんな歓迎ははじめてである。

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 わざわざコンテナをジャッキアップして、そこに横断幕を取り付けてメッセージを送ってくれた。

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 貨物駅から本線に戻った。列車は浜松駅で運転停車。大活躍だった貨物駅長さんが下車してゆかれた。



<2日目>
 ・CT団体列車ホビーのまち静岡トレイン乗車( 集合7:00)
    *◆クモハ373-10+サハ373-10+クハ372-10(サハに乗車)
 ・名古屋(9502M)7:23→7:34笠寺7:39(運転停車)→8:07安城(運転停車)8:12→8:32蒲郡(運転停車)8:44→8:59豊橋(ドアー開/運転士交替)
 ・豊橋9:03(9502M)→9:32(西浜松貨物駅/貨物駅長添乗)9:51→9:56浜松(運転停車)10:12→11:07静岡



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