相鉄厚木貨物線乗車体験会(1)

 相模鉄道厚木線のかしわ台~厚木操車場間で、鉄道ファン対象の乗車体験会が開催された。夏休み期間中の日曜日に1日3往復の臨時電車が走った。乗車は事前応募制ではなく、相鉄の「1日乗車券」(620円)を購入して、かしわ台駅ホーム2番線に集合すれば乗れるというもの。1列車当たり600名という定員はあるものの、まあ大丈夫だろう。600名ということは一車60名ということで、これは座席定員にあたる。立席まで入れれば余裕で乗れるハズだ。相鉄貨物線は2年前のJAZZトレインで乗車したことがあるので、万一乗れなくても影響はない。

 体験列車は次のダイヤで運行される。
 ・1号 かしわ台11:05⇒ 厚木操車場⇒ 11:31かしわ台
 ・2号 かしわ台13:45⇒ 厚木操車場⇒ 14:11かしわ台
 ・3号 かしわ台14:45⇒ 厚木操車場⇒ 15:11かしわ台
 1号車と10号車に乗車したい場合には30分前までにかしわ台駅集合。その他は15分前集合とか。というわけで、東横線経由で出かけてきた。


<久々の相鉄線>

 久々の相鉄である。2年前のJAZZトレイン乗車以来だ。東横線を降りると、地下から延々とエスカレーターを乗り継いで高架ホームにたどり着いた。まずは、参加の条件となる「1日乗車券」を券売機で購入する。620円だ。海老名・かしわ台まで単純往復すれば700円かかるので、これで普段は乗れない厚木線まで乗れるのだから破格の価格だろう。

 構内に入るとちょうど折り返し特急となる電車がはいってきた。9000系10連だ。前方へ歩いてゆくと、5号車はセミクロス車だった。クロスシートは先客がいたので、ドア部の2人かけ席に座る。VVVFインバータ制御の音が心地よい。二俣川までノンストップで走る。ここで先行する普通を抜く。かしわ台に特急は止まらないので乗り換えることにする。待避中の普通は8000系10連である。それにしても相鉄の標準編成である10両編成はボリュームがある。

 地下駅となった大和は小田急線との乗換駅。大和を出るといったん地上に出るが、すぐにトンネルに入る。このトンネルは山岳トンネルではなく、米軍厚木基地の滑走路の延長線上にあるために設置されたトンネルである。実際に事故は頻発しており、その中でも1977年のファントムジェット戦闘機の墜落事故では住民9名が死亡している。子供2人をなくしながら自身も全身火傷で4年間闘病生活を余儀なくされた主婦が力尽きて亡くなったニュースでは、NHKの加賀美幸子アナウンサーが号泣しながら原稿を読んだ姿が思い出される。ここを通過するたびにこのことを思い出す。

 横浜から30分でかしわ台に着いた。列車は1番線に到着したが、隣の2番線にはすでに厚木線臨時電車が止まっている。まずはコンコースに上がってみる。係員が記念入場券を発売していた。硬券なので購入してみた。これが予想外の出来栄えで、単なる硬券入場券ではなく、かしわ台駅の入場券(150円)のほかに、「特別記念券」と称する<厚木(操)><相模国分(信)><大塚本町>の硬券がセットされているのだ。駅ではない信号所や操車場の入場券はさすがに作れなかったとみえ、0円の特別記念券として作成されたようである。

・渋谷9:15(急行・元町中華街行)→9:45横浜  *Y500系8連
・横浜10:00(特急・海老名行)→10:12二俣川  *9000系10連((9114に乗車)
・二俣川12:13(普通・海老名行)→10:30かしわ台  *8000系10連(8105に乗車)


<厚木線体験号> 

 体験列車に乗車すべく、2番線ホームへ降りる。11000型10両編成の電車は各車とも1ドアーだけが開いていた。非常コック操作で開けているのかとドア上の鴨居部を見たが、蓋は閉まっている。冷暖房使用時の1扉開の選択操作ができるようだ。さすが最新鋭車である。扉に係員が張り付いて、「1日乗車券」を改めている。改札印は、何やらイラストの顔を模した印章である。「そうにゃん」という相鉄のイメージキャラクターとのこと。そういえば、電車にもそのイラストが描かれており、電光表示装置にも同じイラストが出ていた。車内に入ると思ったほどではない。席がパラリと埋まる程度である。最初は座って車内の観察。製造票には<平成23年 東急車両、新津車両製作所>とある。今となっては貴重な銘板である。

 発車が近づいたのでドア部に立つことにした。11:05分、何の前触れもなくドアーが閉まり、発車した。かしわ台駅からしばらく走った相模国分信号所で、まずは下り本線から上り本線へ、次いで厚木線へウネウネと入線していった。相鉄線が大きく左カーブを描いて海老名駅へ向かうのと対照的に、厚木線はまっすぐ進み小田急線の線路をオーバーパスする。小田急線を越えると左カーブしてゆき、小田急海老名車両基地を抱き込むようにして進む。右側にはJR相模線が並走し始める。JR相模線と相模鉄道は。もともと同じ神中鉄道として開業している。国鉄の分割民営化が論議された時期、相模線を相鉄に返そうという動きがあったが、実現しなかった。

 

画像
 かしわ台11:05分発の1号に乗車した。かしわ台駅2番線に入った11000型10連の各車1ドアーだけが開けられて係員が1日乗車券に押印した。

画像
 相模国分信号所で本線から分かれて厚木(貨物)線に入ってゆく。

画像
 だんだんと本線から離れてゆく。厚木線は単線である。

画像
 本線は大きく左カーブを描いて海老名駅へ向かってゆく。

画像
 やがて小田急線をオーバーパスする。

画像
 小田急線を越えると左カーブしながら小田急海老名車両基地に北側に回りこむ。 

画像
右側にはJR相模線が並走して、やがて相鉄厚木操車場駅の駅舎が左手に現われる。

画像
 単線だった線路は枝分かれして車両留置線が広がってゆく。

画像
 小田急線の築堤の手前で停車した。ここで折り返す。

画像
 右側のJR相模線を電車が通過した。JRの厚木駅ホームはこの左側前方にある。

画像
 折り返しに備えて、添乗していた係員が車内でサイドチェンジする。

画像
 運転士と車掌はいったん外に出て犬走りを使ってサイドチェンジした。


 厚木操車場に約10分停車した後、再びかしわ台に向けて発車した。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック