おいでまい高松運転所への旅/その3(ことでん)

*乗りある記は、こちらでどうぞ。


 高松運転所へのシャトル列車の旅を終えた後は、ことでんに乗ってこんぴらさんへ行ってきました。JR高松駅から高松築港駅まで歩いてゆく。JR駅にくらべて、ことでんの駅はこじんまりしている。窓口でこんぴらさんまで一番安く行ける切符を聞いたら、「1日乗車券なら10円安くなります」とのこと。琴平単純往復より10円だけ安い。ホームに入ると高松城(玉藻城)の石垣にそってホームがある。前に高松築港駅を経験したのは40年以上前だが、基本的な配列は変わっていない。
 
 やがて、元京浜急行1000型がやってきた。外部がことでん塗装に変わってはいるが、中へ入ると<KHK>の扇風機が回っていた。しかし、運転台の主管制御器とブレーキ弁は京急時代のものが取り外されている。自動進段ではない旧型車と連結した時のために、わざわざ取り替えたのだが、もう元に戻してはどうか。

 11:30分発の琴平行きに乗車する。高松築港から琴平までの所要時間は62分、昼間は30分間隔で運行されている。途中から単線になり、よく揺れながら走行した。交換駅のポイントは脱線ポイントが使われている。右側通行の駅もあり、出発信号機の配置などをみると、ことでん独特の運行方法を感じた。琴平に近づくと象頭山の中腹に金比羅山の屋根が見えてきた。JR線の下をくぐる。右側にはかつて走っていた琴平急行線のガードがそのまま残っていた。

 琴電琴平に着いた。1日乗車券を提示して下車する。駅前の参道を歩く。お昼をまだ済ませていなかったので、琴平郵便局前を曲がった先にあったうどん屋からいい匂いがただよってきたので、入ってみる。ここは久々の当たり!だった。そのあとは、金比羅山への石段を延々と歩く。785段だったかな。30分ほどで登りきった。帰りは途中にある資生堂パーラーに立ち寄る。金比羅山と資生堂とは変わった取り合わせである。黒服氏がいたが、セルフのお店だった。なかなか洒落た店だ。

 階段を下りきると、土産物屋はそこそこの入りである。何軒かぶらぶらして琴電琴平まで歩くと、電車が入ってくるところだった。今度は元京王電鉄の5000系だ。パノラミックウインドウが元車の面影を残していた。往路と同じ道を戻るのは芸がないので、途中の瓦町で下りることにした。運賃は高松築港までと同じなので、1日乗車券でも損はしない。

 瓦町駅に降りたのは初めてである。コトデンそごうの破たんに始まった高松琴平電鉄の会社更生手続きから何年経ったろうか。そごうの後に入った岡山の天満屋も既に撤退し、いまは改札前の数店舗しか開いていない。瓦町駅からは徒歩で高松の繁華街である丸亀町商店街を歩いてみた。初めてである。アーケードはシャッター街化せずにぎやかな商圏を保っていた。

 高松三越まで歩くとアーケードが途切れる。角に裁判所の法務庁舎がある。かつて国鉄高松駅が全焼したとき失火の罪に問われた国鉄職員を、当時は毎日新聞高松支局の記者だった種村直樹さんが証人として出廷して無罪となった舞台である。こんなエピソードはよく覚えている。裁判所からほどなくして、ことでん高松築港駅、直島・男島・女島への連絡船乗り場などがある。船着場と向かい合ってホテルがあるので、直ぐさまチェックインした。荷物は部屋に入れてありますとのこと。

 JRホテルクレメントは、元全日空ホテルである。いまはJR四国の傘下になった。予約通り、駅側のシングル・デラックスといういささか広い部屋に通される。それはいいのだが、トレインビューが売りもののデラックス・シングルなのに、6Fという低層階が災いしてか、線路はよく見えない。いささかガッカリ! 文句を言いに行こうかと思ったが大人気ないのでやめておく。

 夜はホテルから紹介された高松駅近くの飲み屋に出かけた。海の幸や高松名物・鳥料理を食べた。美味しいのだが、従業員が揃いもそろって愛想がない店で、「バツ」。ホテルのブルーレターに「こんな店は紹介しないほうがいい」と書いておいた。飲み直しにホテル最上階のバーへ出かける。こちらは最高のおもてなしだった。

・高松築港11:30(琴電琴平線)→12:32琴電琴平  *1000型2連(1087に乗車)(元京急車) *1日フリーきっぷ1230円
・琴電琴平15:13(琴電琴平線)→16:08瓦町    *1100型2連(1104に乗車)(元京王車)
・瓦町(徒歩)→丸亀町→高松駅前





画像

 ことでんの高松築港駅に折り返しとなる琴平行きが入ってきました。元京浜急行の1000型です。

画像

 先頭車です。琴電琴平の方向幕が出ました。おでこの小さなシールドビームが京急車の面影を残しています。

画像

 琴平到着直前にJR土讃線をくぐります。右側にもガードがありますが、ここは昭和5年から19年まで営業していた琴平急行線の廃線跡です。

画像

 金比羅山への785段の階段を往復しました。

画像

 帰りもことでんを利用。大きな文字の駅名票が特徴でしょうか。

画像

 譲渡された車両のうち、今度は元京王電鉄の5100系でした。車内はほとんど京王時代のままでした。

画像

 大きく違うのは制御とブレーキ関係でしょうか。主幹制御器とブレーキ弁はことでん旧型車との併結に備えて、旧式のものに取り換えられています。

画像

 夜はホテル紹介の料理屋へ行きました。上から本日の刺身盛り合わせ、左下がてっさ(ふぐ刺し)、右下が香川名物の骨付鶏。美味しかったのですが、従業員が揃いもそろって愛想がないので、幻滅しました。


 このあとホテルに戻り、バーへ行きました。1日目は鉄道の日のイベントで高松運転所への回送線に乗れたのが何よりの収穫でした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック