おいでまい高松運転所への旅/その1(高松まで)

*乗り歩き記は、こちらでご覧ください。


 第21回鉄道の日協賛事業として、JR四国では管内の運転所等の一般公開が行なわれる。このうち、高松、多度津、宇和島、高知では普段は営業列車が走らない運転所への回送線(引込線)に、来場客輸送のためにシャトル列車(旅客列車)が運行される。これまでに多度津、宇和島、高知は乗ったことがあるが、高松はまだ乗ったことがない。そこで、思い切って出かけてくることにした。

 往復はJALのダイナミックツアーを利用し、宿泊は四国随一の「JRホテルクレメント高松」のデラックスシングルがとれた。10月のハイシーズンだが、ジャルパックの「15日間限定プレミアムセール」のおかげで宿代はだいぶ安くなった。しかも往復JALなのに、かつての全日空ホテルに泊まれることになる。部屋はホームページによれば、トレインビューだという。ネット上では喫煙ルームしか空きがなかったので、予約後電話を入れて禁煙室に変えてもらった。1日目は高松運転所と金比羅山、2日目は多度津墓参と高松市内観光(栗林公園)という行程に仕立てた。

 おりから台風19号が接近してきた。幸いなことに2日間雨は降らなかったが、翌日から四国地方は暴風雨となり航空機も欠航となったので、間一髪であった。

 3連休の初日、自家用車は避けて羽田までリムジンバスで出かけることにした。いつも利用している新興タクシーに迎車を頼んだが、道路が空いていたので、JR津田沼駅では1便早いバスに間に合った。運行は京成バスである。「予約なし」で並んだが、乗車は10名余であった。定刻に発車。次の京成津田沼駅からどっと乗ってきて、ほぼ満席となった。但し、補助席を下ろすほどではなかった。東関東自動車道・谷津ICから高速に入る。順調に走行し、羽田空港第1ターミナルには5分程早く着いた。空港内は混雑しておらず、それならと朝食を食べる。珈琲専門店のモーニングサービスでひと心地ついた。

 保安ゲートを通過し、きょうはランプバスによる出発である。北側の駐機場に運ばれる。そこにはJALエクスプレスのB737-800が止まっていた。JAL本体ではなく、JEXの運航である。タラップを上がった所にキャンデーが置いてあったので耳ツン防止のため有難く頂いておく。機内は思いの外空いていた。早朝JALのホームページで座席表を確認した通りで、私たちの前後・左右は空席。(おそらく)初めて座席を遠慮なくリクライニングさせることができた。定刻通り7:50分にドアーが閉まる。機長は江戸、CAは小西他が乗務しているとのこと。後退した後、誘導路を延々とタキシングする。どうやらD滑走路から飛び立つようだ。まだ地上にいる8:05分に機長のアナウンスが入った。それによると、4番目の離陸だそうで、窓からはANA、SNA、SFJが見える。順番に飛び上がって雲の中に入っていった。富士山の北側を通過すると思っていたら、反対側だった。空いていたので、席を立って富士山見学に出かけた。わざわざと思われるだろうが、機長から「富士山が見えます」との案内放送が入ったので、まあいいだろう。

 大阪上空、淡路島などを遠望しながら瀬戸内海を斜めに横断。定刻どおり高松空港に着陸した。降機してボーデイングブリッジを歩いていると、航空機の構造を解りやすく解説したチラシが目に入った。日本航空・高松整備スタッフのお手製によるもので、なかなか凝った内容である。到着ゲートに降りると、もう手荷物が回転場で回っていた。

 これから高松駅まで向かうが、空港連絡バスの発車は9:25分である。まだ15分ほどある。時刻表通りだとすれば、実は高松駅到着後、高松運転所イベント列車の発車まで6分しかない。いささか余裕がない。そこでタクシーで行こうと思いターミナルビルの外へ出ると、目の前にことでんバス<高松駅行き>リムジンが停車していた。運転手によれば「すぐに発車します」とのこと。

 バスは9:17分に発車した。結構、結構!三連休なので増発便だったのだろう。しかし、途中停留所はすべて通過だろうとの思惑は外れた。ほぼすべての停留所で降車があった。ことでん瓦町駅にも立ち寄ったが、ここでは降りる人はいなかった。降車客がいないのなら国道を直進すれば5分は早く着くだろうが、路線バスなのでそうはゆかないらしい。終点の高松駅には9:55分ごろ到着した。すぐ目の前がきょう宿泊予定のJRホテルクレメント高松である。さっそく荷物を預けに立ち寄る。取って返して、JR高松駅に行く。


 高松駅のガラス張りの駅舎に入ると、改札前に高松運転所一般公開の案内とシャトル列車の時刻表が表示されていた。出発案内の電光表示装置にもちゃんと表示が出ていた。有人改札の係員に乗車方法を聞いたら、「入場券を買ってください」とのこと。さっそく券売機で購入した。JR発足当時は一般券は青色地紋だった記憶があるが、いまではJR各社共通の褐色である。

 コンコースに入ると、ほどなくして高松運転所行きのシャトル列車が入ってきた。国鉄時代に四国向けに製作された121系2連である。編成の前後には<おいでまい高松>のトレインマークが付いている。前後でそれぞれ違うデザインだ。それ以上に感激したのが鉄板製のサボ。<高松-臨時-高松運転所>と表示されたものがちゃんと用意されていた。乗り込むと、小さな子供を伴った家族連れでいっぱいである。それ以上に、運転台後部はどちらも動画ファンが3重4重に取り囲んでいる。私はクハにゆっくりと座る。台車は101系からの転用である。

 10:16分に発車。一旦停車後、10:19分に運転所の引込線へ入っていった。数回停車を繰り返しながら、10:25分に到着した。到着してもすぐにはドアーは開かない。1両目の3つのドアーに係員が鉄製のステップを取り付ける。設置が完了すると、戸締め選択装置で1両目だけドアーが開いた。非常コックではなかった。さっそく外へ出ると、こじんまりとした運転所である。横には「サンライズ」が停車していた。東海道本線は静岡県下での土砂崩れのため不通となっているが、ここに留め置かれているらしい。

 運転所の中を見渡すと、目の前に転車台があった。2000系特急車に乗って回転するイベントがあったので乗ってみる。強制傾斜装置で右に左に傾いた後、単車のままターンテーブルに乗り込み、ぐるりと一周することになった。15分程の体験だったが初めての経験だった。また、会場には売店が出ていた。方向板の鉄板製は1万5千円もする。最初1500円に見えたので買おうと思ったら勘違いだったので止めておく。別のコーナーでプラスチック板が3000円で出ていた。レプリカではなく実際に使われていたものだったので、こちらを購入した。母の生まれ故郷である「多度津行き」という方向板で、帰宅後は仏壇からみえるところに飾っている。大きすぎてスーツケースには入らず、帰りの飛行機では機内持ち込みになってしまったが・・・。

 構内にはバリアフリーWCの付いた2000系特急車が1両留置されていた。女子トイレが不足しているので代用しているのだ。なかなかのアイデイアだ。新型特急車の8600系の車内見学もあった。


・JR津田沼駅6:35(京成リムジン)→6:20羽田空港第1  *習志野200 か 1552(1230円)
・羽田7:50(JAL1403便)→9:10高松  *JA341J(JEXのB737-800で運航)
・高松空港9:17(ことでんリムジン)→9:55ホテルクレメント高松  *香川200 か ・300(760円)
・高松10:16(シャトル列車)→10:25高松運転所   *クハ120-14+クモハ121-14(クハに乗車)




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 羽田まではJR津田沼駅から京成バスで出かけました。

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 高松まではJEXのB737-800機でした。北側駐機場からの出発です。

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 機首部分です。

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 機内は3-3の座席配置です。私の前後左右は空席だったので、ゆっくりと座れました。

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 高松に着きました。

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 空港からことでんバスで高松駅へ。ホテルに荷物を預けて、高松駅に行きました。「おいでまい高松運転所」行きのシャトル列車の案内が出ていました。

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 臨時列車ながら、ホームの電光標示板にもプログラムされていました。

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 ホームに入ると岡山行きの快速マリンライナーが目にはいりました。

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 7番線から高松運転所行きのシャトル列車が発車します。国鉄がJR四国向けに作った121系です。

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 ちゃんとサボまで用意されていました。

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 クモハ121-14に付いていたトレインマークです。

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 こちらは反対側のクハ120-14です。

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 クハのトレインマークはクモハのものとは違ったデザインでした。

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 シャトル列車は10:25分に高松運転所に着きました。

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 ホームはないので、特製タラップをかけて下車しました。

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 シャトル列車は折り返しまで、高松運転所に留め置かれます。




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