全国クラブ大会/帯同レフリーがルールコーチに

 全国クラブ大会では、大会開催の機会を捉えて、出場チームの公認レフリー育成を促進するため「クラブ帯同公認レフリー」制度を採用している。近年、ラグビー界ではレフリング上の疑義などが生じた場合、往々にしてその試合を担当したレフリーがチームから激しく攻撃される事例が不幸にもあちこちで見受けられる。これは、まったく不毛の論争である。そうではなく、担当レフリーと各クラブに帯同する公認レフリーとが純粋にレフリング上・ルール上の問題点として捉え、その疑義をお互いデイスカッションして解決を計って行く。そういう生産的方向にエネルギーは費やすべきである。レフリーとチームとの創造的関係の構築――これがクラブ帯同公認レフリー制度の大きな狙いの一つである。各クラブが自チーム内に有能な公認レフリー(B級以上)を帯同させる。そのレフリーがクラブの「ルールコーチ」となり、ルールに関する理解度、熟知度の向上、反則の未然防止等々・・に貢献する。帯同レフリーはチーム力強化に直結する。
 本年度の大会では、帯同レフリーの「ルールコーチ」としての役割を確立するため、1回戦の開始前と終了後に<帯同レフリーカンファランス>を開催してルール上の諸点について意見交換を行ない、そこでのデイスカッションを自チームに持ち帰ってもらった。その結果、翌日から始まった大会では、反則の未然防止などの面で格段の向上が見られたほか、ラグビー以前の問題であるレフリーとプレヤーとがお互いリスペクトしあう気持ち、判定には潔く従うなどのマナーやエチケットの遵守についても一定の成果が見られた。今後も、瑣末な技術論でなく、こうした大局的見地に立ったレフリーとチーム&プレヤーとの創造的関係の構築が望まれる。なお、開会に先立って元トップレフリーである関東協会・龍野和久会長から貴重な体験談とアドバイスを頂いた。クラブ大会で始まった「帯同レフリー制度」が他分野まで浸透してゆくことが期待される。

<帯同レフリーカンファランスin全国クラブ2006熊谷>
・1月7日(土)16:00~/マロウドイン熊谷
・テーマ「クラブ帯同公認レフリー育成の進捗状況(小括)」
①ルールコーチとしての帯同レフリーの役割
②タッチジャッジの役割と機能
③レフリングの指針
<チューター>桜岡将博、谷口弘
<コーデイネ―ター>坂本雄治、福田洋久、高知尾武彦
<出席>・帯同レフリー11名(参加8チームから最低1名出席)
      ・1回戦担当レフリー4名(田中利昇、長家佳成、高知尾武彦、谷口弘)

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