東日本クラブカンファランス2005

 東日本エリアの各県クラブの代表によって争われる「第15回東日本クラブ選手権大会」が、9月18~19日(熊谷、宮城)と10月9~10日(宇都宮)に開催されている。この大会は単に競技会の開催にとどまらず、クラブチームの地位向上、各県のクラブチームの普及・発展に資する様々な取り組みが行なわれている。大会開幕戦の前夜、会場となる仙台と熊谷では、それぞれ<東日本クラブカンファランス>が開かれた。
 大会出場チームは県を代表して出場している。そのことの意義・誇りを<パブリック>なものにしてゆくにはどうしたらいいのか。そうした問題関心の下、大会参加に当たっての事務伝達会議は最小限にとどめ、クラブチームの抱える様々な問題点、課題、将来構想などを忌憚なく話し合うために実施されているのがこのカンファランスである。今年からメイン・チューターは、トップクラブリーグの関係者によって行なわれるという画期的試みに衣替えした。チューターを担当した各トップクラブから、カンファランスの様子を簡単にレポートしていただいた。

 =クラブカンファランスin仙台= 
 仙台は大会プログラムと「総論」を資料に進行しました。関東クラブ委員会が東日本クラブ選手権大会を組織し、15年経て今何を考えなければならないか?から話し始めました。話していて気が付いたのですが、今回のプログラムはよく出来ています。日本クラブ委員会「10年構想」、今の自分たちのクラブの現状、そして課題としてチームからクラブへ。クラブの目標として「日本選手権で1勝」(企業チームが主人公だった時代からクラブの時代の夜明けが始まることの宣言)そしてトップクラブの理念。このことをベースに実例を上げて話をしました。とにかく試合を組みましょう。ポイントは地域<対>地域の対抗戦。それも2nd、オーバー35、ジュニアの試合も含めて作ること。遠征ではなくホーム&アウェイのリーグ戦。北関東と東北で二つのリーグ戦を組織しませんかと呼びかけました。強くなければ広がりを持ちません。従来のトーナメント戦と平行してレベルの高いリーグ戦をやることを呼びかけました。早速、白楊クラブとピッグノーズは他県に呼びかけて北関東で組織化をしようかと話しております。この大会終了後、もう一度責任者を集めて意見交換会が必要だと思いました。(ピッグノーズ&バーバリアンズ担当)
 
=クラブカンファランスin熊谷=
 こちら熊谷でのカンファランスでも、仙台と同様の結論だったと思います。クラブの強さの比較である大会とは別に、『情報交換』と『クラブ運営力を切磋琢磨する』場として交流試合を組むこと。そして、代表者会議での情報交流という次なる行動課題が見えてきました。今回のカンファランスで、いずれのクラブもクラブ達成度リストを踏まえた活動を実施しており、参加9チーム(すでに敗退した千葉バーバも含め)平均5.8ポイントと、非常に高い数字には驚かされました。合格点の7点までもう少しのところまで来ています。しかしながら、それぞれの課題を認識しつつも、今ひとつ打破することが出来ずに伸び悩んでおり、その原因をまとめると、『ヒト・モノ・(カネ)・情報』の不足、どこも一緒です。
 ①クラブ運営をするスタッフ不足
 ②クラブ運営に関する情報の不足
 ③運営スタッフの若返りとクラブの組織化
 いつも強化にばかり目が行きやすいですが、この2つを下支えする運営力について、トップクラブだけでなくクラブ界全体でノウハウの共有と情報交換を計る事で、一気に状況を変えられる感覚が沸きました。もちろん、このことについて時間がなく解答を出すまでには至りませんでしたが、各クラブともにチームに持ち帰り、本気で各県でのリーダーシップを意識して行動を起こすことを宿題としました。他チームのノウハウを交換する中から解決策を見出し、現在の課題脱却を進めていくために代表者会議は必要です。今回のカンファランスでは、各チームが今後取り組むべき課題を明確にしましたが、交流や情報交換の場がない今、各クラブ単位での自発的な行動は期待出来ません。この部分については、交流試合、代表者会議を企画、開催など、クラブ横断の意思疎通を図る部分は、トップクラブがリーダーシップをとって行動する部分ではないでしょうか。今回のカンファランスでは、出来ない理由を言い訳にする事無く、前進する為に今の課題をどう乗り越えるのか、という事を終始、前向きな議事進行に各チーム協力頂きました。(三鷹オールカマーズ担当)

<クラブチーム到達リスト(各1点)>
1.ジュニアチームを持っている
 *幼児・小・中学生へ普及活動を行なっている
2.ユースクラブ(高校生世代)がある
 *15~18歳世代への普及活動を行なっている
3.シニアチーム(35才以上チーム)を持っている
 *クラブ内に生涯ラグビーに関われる仕組みがある
4.クラブ名称に地域の名前を冠している
 *クラブは私物ではなく地域の公共財となっている
5.行政がクラブを認知している
 *行政とのコラボレーションで一般市民対象の事業活動を行っている
6.自由に使えるグランドがある
 (芝生/2点、土/1点)
7.クラブ帯同公認レフリーがメンバーにいる
 (B級以上の公認レフリー/1点、レンタル/0点)
8.専任の監督またはコーチがいる
 (日本体育協会公認コーチ/2点、その他/1点)

 *10点満点で7点以上が合格点

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